英語学習にも成功理論が当てはまる!Part 2 幼児・子供の英語教育への応用
前回のブログでカリスマ体育教師の「原田隆史流成功理論」の社会人の方々への応用例を書きましたが、今回は幼児・子供の英語教育への応用例を書いてみます。
皆さんご存知のように最近は自分の子供に2才3才の幼児から英語教育を授ける親がたくさんいます。「自分の子供には自分ができなかった英語を身につけて欲しい」切実に願う親御さん達です。確りと子供の英語学習の目的を考えているお母さん方も多いが、英語学習の目的は後から考えるとして、兎に角英語をモノにしてほしいとただ漠然と考えているお母様方も多いことも事実でしょう。もしもこれを読んでいるあなたがそんなお母さんだったら、ちょっと立ち止まって考えていただきたいと思います。
あなたのお子さんの英語学習の具体的な目標は何ですか?
まずは親として自分の子供に英語ができるどんな大人に育って欲しいのか?
その目標を達成する為に何をどうやらなければならないのか?
しかし、一番大切なことは子供が自ら英語を本当に学びたいと思っているのか?
「やる気」になっているのか?ということです。
1年位前の話しですが、電車に乗っていてふっと前の座席を見ると、明らかに日本人の母子(5才位の男のこと30才代前半の母親)が英語で会話をしていました。と言うよりもお母さんがお子さんに英語で話しかけ、お子さんが日本語で答えると「英語で話しなさい!」と英語で話すことを強制しているような感じでした。日常生活において日本語以外は滅多に聞こえてこない日本の街中で日本人の母子が英語でコミュニケーションを取ることは自然ではありません。英語で日常会話を交わすことが子供の英語でのコミュニケーション能力を養う上でとても効果的で、お母さんにいくらその気があったとしても、子供がその重要性やその必要性がわかっていなければ、英語で話すことを強要されているとしか子供は思わないでしょう。英語が嫌いになってしまうかもしれませんし、お母さんとの母語での大切なコミュニケーション機会をなくしてしまうことだってありえます。
このブログでは、英語学習の心・技・体の中から私が一番大切だと思う「子供の英語を学習する心」を掘り下げて考えてみたいと思います。
子供は本当にやる気になっているのか?
英語が好きで自ら進んで学びたいと思っているのか?
子供の心のコップが上向きになって初めて学習しようという積極的な態度となり学習したことをそのコップに注ぐことができます。子供のコップが下向きになっていたら先生や親がいくら知識を注ぎ込んでもコップには何にも残らない。まずは心のコップを上向きにすることが大切だというのが原田隆史先生の持論です。
英語学習が親の押し付けになってしまい、子供が英語を学びたいという気持ちになっていない場合には、子供を「やる気」にさせることが先決です。
ACEの英会話家庭教師でもお母さんはやる気満々だけれども、今一子供が積極的でない。何となく英語はやりたくないのにお母さんに言われて仕方なく勉強させられているという感じの場合があります。または幼児の場合、英語を学習しているという意識はまったくなく先生と遊ぶ感覚で、すぐに飽きると騒ぎ出したり、自分の玩具やゲームで遊び始めてしまったりすることも稀にあります。
ご存知の方も多いかと思いますが、NHKのプロフェッショナルという番組に登場したベストセラー漫画でTVドラマにもなった「ドラゴン桜」のモデルとなったカリスマ英語講師・竹岡広信氏は、いかに英語学習に子供の心のコップを上向きにするかという課題にとても参考になる経験をされております。
竹岡先生は大学生の時に英語塾で高校生に英語を教え始めたそうです。自己流の教え方(自分が学習してきた方法)で3年間教えたそうです。約3,000もの英単語を繰り返し声に出させて徹底的に丸暗記させたそうです。しかし、残念なことに3年間みっちり指導した教え子達が大学入試で、男子全員不合格になってしまったそうです。どうしたら生徒の力が伸びるのか?10年間悩み続け、いろいろな教え方を試したがどうしても生徒に力を付けてあげられなかった。
そして、ようやく行き着いた結論は、「好きになれば身につく」ということ。つまり「英語に興味を持てば人は進んで勉強して自分のものにする」という人の学習意欲に気づいた。そしてBeatlesの歌を関西弁に訳して歌ったりして、受験テクニックではなく言葉としての英語の面白さを伝える授業を実践したら生徒が英語に興味を持ち、英語が好きになって何にも言わなくとも一生懸命に勉強し始めたそうです。その結果、「ドラゴン桜」にも描かれているとおり東大や英語の難関校である上智大学などに多くの教え子が合格するようになったとのことです。
きっかけは何であれ、子供が英語を好きになってもっと上手になりたいと思えることが一番大切なことだと思います。そのためにはお子さんの今の英語力を的確に把握して当面の目標を定めてあげることが第一歩です。当然子供は大人とは違います。英検の級を目標にして合格に向けて頑張らせるというような方法は逆効果です。子供にプレッシャーを与えてかえって英語嫌いを作ってしまうかも知れません。例えば、とても内気で外国人の先生を怖がっているようであれば、外国人の先生を怖がらずに接することが第一歩でしょう。日本語と違う言語を話す先生だけれどもこの先生と一緒にいたい、お友達になりたい、一緒に遊びたいと思えること。英語でコミュニケーションしたいと思えること、その積極的な姿勢があって初めて先生の英語に耳を傾けて英語を聞き取りその意味を理解しようと努力します。
そして先生に聞かれた質問に英語で答え、自分のメッセージを英語で先生に伝えたいという気持ちがあってこそ先生との英語でのコミュニケーションが成り立つのです。もっと先生の言っていることを理解したい、もっと自分のことを知ってほしい、自分の言葉で先生といろんなことについて英語でお話ししたいと益々積極的な気持ちになるはずです。そこで初めて子供の英語学習に対する心のコップが上を向いて先生の言葉、テキストの英語、CDの英語が注がれ、コップに徐々に溜まっていくのです。
また、英語圏へ海外旅行に行って英語の世界を体験したり、ホームスティして英語圏の家庭生活を体験したり、海外からの留学生を自分の家にホストとして受け入れたり、外国人が集まる都内の観光スポット(浅草やはとバスなど)へ子供を連れて行くことでもいいでしょう。そのような異文化体験を与えてあげることはお子さんの今後の英語学習にとってとても有意義なことだと思われます。
きっかけは何であれ、子供なりに「英語が話せたらいいなぁ」と思えるような体験をさせてあげることが大切です。子供が英語を好きになって「やる気」を出せば自分から積極的に英語学習に取り組むはずです。
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