もはや英語ができるだけのバイリンガルでは不十分!
ちょうど1年前のリーマンブラザーズの破綻によって顕在化されたアメリカ経済の地盤沈下は、世界経済における米国の地位を完全にNo.2へと追いやった。米国は十年以内にGDP比で中国とインドに抜かれる。日本も同じ立場だが日本が東アジア圏に存在するという地理的な意味から米国経済の凋落とは異なると私は考えている。
20世紀は英国と米国を中心にした英語圏(ユーロ・アメリカン)の時代だった。しかし、21世紀はBRICs特に中国を中心にしたアジア圏(東アジア圏+ASEAN諸国など)の時代である。今回の世界経済不況によりその大きな潮流は決定的なものとなり、世界経済におけるアジア諸国の台頭と米国・欧州圏の地位の低下は激流となって世界経済の流れを大きく変えようとしている。
日本と米国及び中国との関係を簡単に比較するだけでこの流れが現実となることは火を見るよりも明らかである。将来、中国市場は潜在的には米国(4億人)の3倍以上になる可能性は大、つまり米国の3倍以上の強大な経済圏となる(13億人)。日本との関係でも米国との貿易量よりも既に中国がそれを上回っており、この差は益々広がり、将来的には中国との経済の関わりが、米国との経済の関わりの3倍以上になると思われる。インド・ASEANなど他のアジア諸国との経済関係を含めると米国・ヨーロッパのそれを5年~10年以内に大きく上回ると思われる。
以上のような世界経済の潮流を鑑みるに、これから国際社会で活躍出来る日本人として、日本語と英語ができるだけのバイリンガルでは不十分だと言える。いわんや、子供達が大人になって活躍する時代には上記世界経済となっていることは必然である。結論からすると英語+他のアジア言語(特に中国語)が出来る日本人、つまりトライリンガルの育成・養成が今後の日本における外国語教育の肝になると予想する。
私も遅まきながら最近中国語の学習を始めたが同じアジア圏の外国語の習得がこんなに楽だとは予想を遙かに超えていた。日本人が英語を習得する約3倍のスピードで中国語はモノに出来る。韓国語であれば更にもっと容易くマスターできてしまう。ヨーロッパの人達が外国語を2カ国語3カ国語もマスターすることに驚いていたが、同じインドヨーロッパ語族の外国語であればそれも容易いと合点が行った。日本人であれば、英語+もう1カ国語(アジア圏の言語:中国語・韓国語・タイ・マレー・タガログ・その他)はマスター可能であると中国語の学習を始めて確信した。私は今年丁度50才になり、まさに50の手習いであるが3年以内に中国語をマスターする自信は大いにある。
これから外国語を学習する子供達および現在英語を学習している若者には特に声を大にして言いたい。「英語マスターだけで満足せずにもう一つアジアの外国語をマスターしてトライリンガルを目指そう!」5年後10年後に私の提案の重みをきっと実感できるはずである。
弊社は幼少より英会話+中国語会話を同時進行で学習することを奨励し、日本の外国語教育の変革を促す原動力に微力ながらなりたいと思っています。(株)エース外語は日本人の外国語学習としてトライリンガル教育を推奨します!
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