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April 23, 2006

帰国子女や海外留学経験者に負けない英会話力を日本国内で身につける

日本国内で英会話をマスターすることはできるのであろうか?

私は年間250名程、日英バイリンガルに限りなく近い講師応募者に英語でインタビューをしている。かれこれ700名近くの方々にインタビューしたので私の感想をまとめてみることにした。子供や大人に英会話を指導するという応募者で、英検準1級以上またはTOEIC830点以上と応募資格を定めているので、少なくとも英会話に自信のある人達のみ応募してくる。(100人に2~3人は、これでよく準1級に合格したな?、TOEIC830点をクリアしたな?という人がいるが、95%以上の応募者はなかなかイイ線行っている人達だ。)

応募者の約70%は幼少または小中学校の頃に英語圏に暮らしていた、いわゆる帰国子女である。また、約20%は英語圏の短大・大学・大学院を卒業した正規留学経験者である(以下海外留学組と呼ぶ)。残りの約10%は帰国子女でもなく正規海外留学経験者でもない。1ヶ月程度のホームスティ・海外語学研修や海外旅行を除いて日本国内で英会話をマスターした人達、日本の短大や大学・大学院を既に卒業したかまだ通っている人達である(以下国内組と呼ぶ)。

もちろん個人差がかなりあり、帰国子女が100%バイリンガルかというと、そういうことはなく、5年も海外に生活していたのにこの程度か?表面的な発音や発話はネイティブ気取りで英語を話しているが話しの中味がお粗末だったり、文法的なエラーが目立ったりということもある。ああこの人は帰国後にあまり英語を勉強してこなかったのだなと思える人も少なくない。

逆に長期(6ヶ月以上)の海外生活経験や正規留学の経験がなくとも、限りなくバイリンガルに近い人達もたくさんいる。ああこの人は英語が好きで相当頑張ってきたのだなと感心させられることも少なくない。勿論個人の努力や外国語習得の才能や親から譲り受けたDNAにも大きく左右されるのであろうが、国内組の実力は海外留学組や帰国子女と比べても遜色なく、帰国子女と言っても誰も疑わないようなネイティブに限りなく近い英語を発話する人に出会うと、驚きと嬉しさが込上げて来る。

海外に出なくとも国内で幼少時よりネイティブな英語をいろいろなメディア(英会話学習用のCD、ビデオ・DVD・英語の歌・TVなど)を通して耳に入れることが出来る。洋書を扱った大きな書店に行けば欧米人の幼児や子供達が楽しむ絵本やカード・ゲームなどがすぐに手に入る。幼少から英会話スクールに通ったり、英会話の家庭教師を子供に付けたりすることもできる。

しかし幼児期に英語の学習を始めなくとも、正規に中学で初めて英語を学習し始めた人でも中学・高校・大学までの10年間でかなりのところまで英会話をマスターしている人達も少なくない。決して大学で英語や英文学を専攻していなくとも大学の4年間みっちりESS(English Speaking Society)という英語クラブの活動に没頭すれば4年間の正規留学をして帰国した海外帰国組にひけをとらない英語を話す人達が延べ何万人もいることを私はよく知っている。

かく言う私も、中学で英語を学習し始めるまでは英語をまったく習ったことがなかったし、中学校の英語の成績は惨憺たるモノであった。公立中学にも拘らず、1年2年で教わった先生が特別な授業を行っていた。日本人の先生なのに日本語をほとんど使わずに英語でレッスンを実施したのだ。教科書の内容を画用紙に絵を描いて英語で説明していた。小学校時代に塾や英語教室で英語を既に学習し始めていた人たちは何となくわかっていたようだが、私のように中学校から英語を一から始めた者達にとってはほとんど理解できなかった。5段階評価の通信簿で英語はいつも1に近い2であったと記憶している。英語の時間はまったくちんぷんかんぷんで苦痛の何物でもなかった。中3で英語の先生が代わり、塾でも英語を学習して、少しわかるようになった。高校1年生の時に教え方の抜群に上手い英語の先生との出会いが私の英語との関わりの大きな転機だった。高校1年生から英語への興味に目覚め、いつかは欧米人と自由に英語を話せる自分になれることを夢見て、それこそ無我夢中で英語を勉強した。その甲斐あって、その高校英語の恩師と同じ大学の英語学科に進学できた。

英文学を学ぶ英文学科ではなく実用英語を学べる英語学科を選んだつもりであったが、大学ではまだまだ教養としての英米文学を翻訳するという古典的な指導方法で教える英語購読の授業がほとんどであり、いつかは欧米人と自由に英語を話せる自分になるという夢は一生夢のまま儚く消え行きそうで英語への学習意欲を失いかけた2年生の春に親友から「このままあと3年間大学の講義をどんなに一生懸命に受けて成績がオール優であっても絶対に英語は自由に話せるようにはならない!」と宣言された。そして親友と2人で1年遅れであったがESSのドアをノックした。自分でも恥ずかしくなるくらい英語がまったく話せなかった私でもESSの活動(ディベートセクションに所属し、土日祝祭日なし夏休み春休みなし、朝8時から夜9時頃までクラブ活動に没頭して寝ても覚めても英語ディベートのことを考えていた)を通してめきめき上達して、卒業の際には自分の夢にもう手の届くところまで来ていた。

国内組であっても英会話の学習の仕方さえ間違わなければかなりのところまで来られる。帰国子女や海外留学組にだって負けない位の英語コミュニケーション能力を身に付けられる。

語学の才に決して恵まれない私でさえ、高校からの7年間でかなりのところまで上達できた。今の子供達は小さいころから英語を学習する環境に恵まれている。私が通ってきた急な傾斜の岩のゴツゴツした山道よりも遥かに傾斜の低い安全な道を親に見守られ先生にガイドされて確りとした足取りで歩み続ければきっと私の目指した夢「いつかは欧米人と自由に英語で話せる」にたどり着くことが出来るはずである。

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