子供は英会話スクールに通って英語が話せるようになるのか?
英会話スクールや英語教室に小さい頃から何年も通っている子供達がたくさんいます。果たしてそんな子供達は英語が話せるようになっているのでしょうか?また将来、話せるようになるのでしょうか?
ACE(エース英会話スクール)にやってくる子供達の中に、英会話スクールにもう何年も通っているのにちっとも英語が話せない子供達が少なくありません。
なぜ話せるようにならなかったのでしょうか?答えは簡単です。通っていた英会話スクールの教え方が英語を話せるようにするためのものではなかったからです。幼児や小学生低学年の子供たちへの英会話レッスンは歌やダンスや英語のゲームなど、うわべだけの楽しさを求めたものに過ぎず、英語でのコミュニケーションは二の次であったり、後述するように英語は教えてくれるが英語でのコミュニケーションは教えてくれない英会話スクールや教室が多いからです。幼児や小学生といえども日常会話の簡単な事であれば英語で意志疎通することもできるはずです。しかし6人~10人のクラスレッスンでは講師は生徒ひとりひとりと英語で意思疎通(思っていることを英語で会話)することは物理的に不可能です。これは一対一のプライベートレッスンではじめて実現できることです。
英会話スクールでも、英語は教えている(英単語や英語の決まり文句を覚えたり、フォニックスなどの音の法則を習う等)が、コミュニケーションとしての英会話(覚えた英語表現を実際に使ってロールプレイをしたり、生徒同士または講師と直接実際の会話をする練習)をきっちりと教えてくれるところは意外と少ないのが実情です。大手の英会話スクールでも英会話クラスでありながら英語でのコミュニケーションを実際には教えていないのには驚かされます。小学生のうちから英検受験を勧めるようなところは要注意です。
英検で問われる能力は残念ながら学校英語の延長線上での英語の読み書きであり、決して英語でのコミュニケーション能力(専門的にはCommunicative Competence or Performance)を問うものではありません。具体的には英文を読んだり聞いたりしたものを理解する能力を測定しているのです。英検ではちゃんと面接試験があるじゃないかと反論される方もおりますが、真に各受験者のスピーキング力を評価するという観点からは御粗末すぎるというのがプロの一般認識です。
スクール選びのアドバイス:体験レッスンで本当に英語のコミュニケーション力を高める指導内容なのかを厳しい目で評価しましょう。レッスンをいつでも見学できたり、身についた英語のコミュニケーション能力を家族の前で発表できるイベントやコンテストを積極的に運営しているところがお勧めです。
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